緊急事態宣言、2週間延長について言いたいこと
こんにちは。医療者です。
この度、緊急事態宣言が2週間の延長となりましたね。
私は今回の決定について、反対ですし、納得のいかない所です。その理由と、なら今後どうしていけばいいのかを、書いていきたいと思います。
1.緊急事態宣言延長について
2.何故解除にならなかったのか
3.延長した2週間をどう過ごすのか
4.まとめ
1.緊急事態宣言延長について
今年1月7日に、緊急事態宣言が発令されました。解除条件として、西村経済再生担当大臣は、こう言いました。
「緊急事態宣言解除の目安は、東京都で1日の感染者数が500人以下が目安だ」
東京都の1日新規陽性者数は、2月7日以降、500人を割っています。このままいけば誰もが、緊急事態宣言解除だと期待していました。
ですが待っていた現実は残酷でした。
3月7日に解除予定が2週間延長し、3月21日予定と変更になりました。
私はこの決定について、反対です。都民の方は猶更ではないでしょうか。では、何故条件を満たしていたのに、延長となったのでしょうか。
2.何故解除とならなかったのか
大きな理由としては、「病床使用率がステージ3に該当し、医療逼迫状態が続いている」です。病床使用率ステージ3とは、病床使用率20%以上50%未満です。

確かに数値は、ステージ3に該当します。ですが、東京都を例に上げると、緊急事態宣言前は入院者数割合78%、重症者割合は87%です。今は、半分以下の割合となりました。
また、1日あたりの感染者数も先ほど述べたように、大幅に減っています。重症者数も減少傾向です。確かに数値だけ見れば、ステージ3なのは誰でもわかります。しかし、現状を考えると、解除した所で急激に新規陽性者が爆増し、医療逼迫に繋がるかは疑問です。
これらの事を加味しても、ベストな対策を考えたり、助言をするはずの専門家(医師会や分科会)が延長だと言ってます。私は、数値だけに囚われすぎているのではと思います。やはり、この数値から見ても延長という選択肢はないと、私は思います。
3.延長した2週間をどう過ごすのか
2週間の延長と言ったからには、さぞかしこの2週間でコロナウィルスを撲滅できる、素晴らしい案があるのだろうと期待した方も、非常に非常に多いと思います。そして今の対策では、1日あたりの新規陽性者数の「下げ止まり」を懸念しています。それでは、大の大人たちが練りに練った、日本を救う案がこちらです。

「トコトンやりきろう!」
はい、以上となります。
今まで行っていた対策で、下げ止まりを懸念しているのに、同じ事をトコトンやりきろうです。はっきり言いますと、特に対策は無いということです。今のままでは、下げ止まりとなっているとしているのに、新たな案もなく下げ止まりが解消されるのか。考えが浅はか過ぎると思います。そして、今回延長したことでの、2週間後の明確な解除基準も提示していません。つまり、いつ2週間後本当に解除になるかもわかりませんし、これがずっと続く可能性もあります。
4.まとめ
何故延長したかの理由から、現状のデータ、1都3県が出した案を含めても、私はやはり延長には反対です。
外出自粛、常にマスクをして、飲食店は時短営業を余儀なくされ。。。私は、日本人は正義感が強く、努力を惜しまない優秀な国民だと思います。ですが、行ってきた努力は、結果として延長という結末を迎えました。これは国民が悪いのではなく、政策を講じた政府の責任です。
いつまでこんな理不尽な政策に、我慢しているのでしょうか?これを機に、元の生活に戻るべく行動を起こしてみませんか?自粛もする必要もないですし、マスクでは感染予防対策にはなりません。いきなり今の生活を変えるのは難しいと思います。ですが、小さな事から、始めてみましょう。
それが貴方が住みたい町の姿に、変わっていくと信じています。
参考資料
特設サイト 新型コロナウィルス(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html
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